介護を仕事にするということ

十数年介護を仕事にしてきて日々思う事

介護支援専門員の力量

介護計画ってありますよね。

ケアプランとも言われているものです。

どっちが一般的なのかはわかりませんが。

ケアマネージャーが作ってるアレです。

居宅と施設で扱いが違うところがありますので、今回は施設の介護計画について書きたいと思います。

 

私は多くの事業所を知っている訳ではないので、はっきりしたことは分かりませんが、介護職員はあまり関心がない気がしています。

私も実際に現場にいた頃は、読んではいましたが「ふーん」程度で流してました。

最近は、そんなことはないんでしょうか。

介護計画ってなくても介護できますよね。それなりの知識と経験のある介護職員なら、計画を見なくても、その利用者を見て介護ができます。

 

だから介護計画は軽視されがちです。

 

なんの為に介護計画があるのでしょうか。

介護保険で作らないといけないからあるわけではありませんね。

利用者側から見れば、よりよい生活が送れるよう、利用者の為に利用者のものとしてあるものです。

職員側から見れば、その利用者に誰が接しても同じように統一された介護を提供するためにあります。

めっちゃ大事なものなんです。

 

では、なぜ軽視されるんでしょ。

私はケアマネの力量不足とケアマネが孤独だからだと思っています。

孤独であってはならないケアマネが孤独なんですよ。特に施設ケアマネは。

ほとんどの施設にはケアマネが一人しかいません。そりゃあ、施設ケアマネは100人まで受け持ってもいいんですから、だいたいの施設では1人で十分ですね。

1人という事は、誰も仕事を理解してくれる人がいないんですよ。

ケアマネ持っている相談員や管理者には理解してもらえるかもしれませんが、介護職員や看護職員からは何をしている人かすらわかってもらえません。

この辺の話をしていると違う話になりますので戻りまして。

 

軽視されるような介護計画は論外として、

きちんとした介護計画が軽視されるから、統一された介護が提供できないんです。

利用者は入居の時に、計画に則った介護を受けられるという契約をしています。

なので、介護計画に載っているサービスは行わなければなりません。

 

でも、そんな決まり事すら介護職員は知らない人がいます。

ということは、ケアマネが教えなければならないんです。

孤独なのも、自分の力量不足だと感じながら、介護計画の必要性を広めなければなりません。それが、介護支援専門員に求められることだと思います。

良い計画を立てるのはもちろんですが、実行させる能力こそ介護支援専門員には必要だと思います。

 

うーん。介護計画大事だからねって記事にしようと思ったのに、介護支援専門員の力量の話になってしまった。

思う事はたくさんあるので、今後も脱線しながら書いていきます。